車の価格はここ20年間では上がったのか下がったのか?

 
最近「車の価格って昔に比べて上がったね」というようなことがよく聞かれます。
しかしそれって本当のことなのか?ただの個人的な感想なんじゃないのかと思うところもあります。

物価というのは年を経るごとに上がっていくのは当然です。
モノの値段がそのままであれば給料は上がっていく人が多いので上がらないに越したことはないですよね?

更に言えばよく言う「デフレ経済」のときは物の値段が下がっていくので消費者にとってはラッキーだとさえ言う人もいるくらいです。
例えばこういう人が言っています
https://www.youtube.com/watch?v=U4zAGXeLaeY&t=186s

ただ結論から言えばそれは間違いであると言えわ無ければなりません。
モノの値段が下がるくらいの経済状況というのは景気が悪いので、モノの値段が下がって景気が良い状態が一番だという奇特な意見もあるんでしょうが、そういう状態というのは無いんですね。日本がしばらくいわゆるデフレ経済を経験している時期というのは決して景気が良いというわけではなかったじゃないですか?

結局景気が悪い、経済が上手く循環せず悪い状況では結果としてモノの値段は上がらず下がったりします。
経済状況が悪いと仕事がなくなったり、給料が上がらず下がります。

ですからモノの値段が下がっているときは景気が悪い時がほとんどであると考えるべきなんですね。

車の価格は上がっているのか?下がっているのか?


さて以上のことを踏まえて言いますが、「車の価格は上がっているのか?下がっているのか?」で考えると見た目上は上がっている、しかし給料が上がっていることを考えれば妥当な上昇率だろうと思います。

…というのも自動車の価格というのはグローバル基準で考えないといけなくなっています。
どんな自動車会社でも世界的な企業で日本だけの基準で価格付けをしている訳ではないからです。

ここ20年(30年?)でのGDP推移は、

・アメリカはGDPが2倍に

・中国はGDPが13倍に

・日本と北朝鮮は横ばい、ほとんど変わらない


という結果になっています。

先進国で言えば欧州もGDPが当然増えているわけです。失業率は悪いにも関わらず。日本企業がいなくなると困ると言っているイギリスやフランスでも経済成長しているんですね。

ですから日本と北朝鮮を除けばほとんどの国でGDPは大きく拡大しているのです。ですから給料も2倍になっているとは断言できませんがそれなりに上がっているんですよ。

だから自動車の価格も当然、緩やかに上っていきます。原料も高騰したりしていますから。

そういう意味で見た目上は価格は上がっているが実質的には自動車の価格が上がっている訳ではないんですよ、自動車会社的にも世界的にも。結局物価の上昇に給料の上昇が追いつかなければそれはインフレで経済的には不況になってしまいます。物が買えないんだから当然です。

ですから日本はよく考えてみると物が買えない状況になっていると思いませんか?こと車に関してはそういうことになります。
だから車が売れないと騒いでいるわけですね。

アベノミクスは救世主になれたのか?


ここ近年は日本経済と言えばアベノミクス、アベノミクスと言われていますよね。

アベノミクスのおかげで給料が増えたという人もいるようです。仕事にも就けて良かったという人もいるようです。

しかしこれは個人的なことであり、本当に人々の給料が上がっているかを見る指標は何が良いのか?と言えばやはり実質賃金ということになってしまいますね。

実質賃金が全て正しいという訳ではないでしょうが(統計不正などありましたし)、コレ以外に何かあるのかと言われると無いということになります。そもそも物価の上昇などを差し引いて考えたときに日本国民の賃金が上がっているのか?下がっているのを見る指標が実質賃金なのです。

別にその他に特別な理由があってこの統計を出しているわけではないんですね。ですから無理に名目賃金で見たり、わざわざ「総雇用者報酬では名目でも実質でも上がっている」から賃金は増えていると言わなくて良いんですよ。一人、一人の賃金が昨年よりも上がっているか下がっているかを見ていきましょうということでわざわざ出している統計が実質賃金なのでなぜそれを見ないのか、あるいはそれがマイナスでも失業率が改善しているから問題ないと言うのかは分かりませんが、とにかく実質賃金はやはり最近でも芳しくありません。

2018年も実際にはマイナスであるということを厚生労働省は認めていますね。2018年は途中で統計をとる事業者を変更して昨年の統計と比べたりしたのでそれですごい実質賃金も上がっちゃってびっくりして問い合わせも来てしまったというお粗末ぶりでもうちょっと抑えて出せばそんなに騒ぎにならなかったのでは…と思うのです。

結論としては、車の価格上昇は見た目だけだ


結論としては車の価格上昇は見た目だけであるということが言えます。
もちろんこれは世界的な視点でのお話であり、日本ではみんな高くなった、高くなったと言って軽自動車やコンパクトカーに買い換えているので給料が上がってないんでしょうね。


物の値段というのはここ100年は上がり続けていると言えます。100年前の米の値段と今の価格を比べると、

・大正8年(1919年)米一俵が10.60円

・平成31年(2019年)米一俵が15,428円
※価格コムの最安値 米60キロ=米一俵

どうですか?確実に物価は上がっているように見えますよね。10円だったものが1万5千円ですよ、ネット通販の最安値で。
ですからこれだけ給料は上がっているということになります。

ですから車が20年で倍になっても別におかしくないと思いませんか?
米なんて100年足らずでこんなに高くなるんですから。まー戦前・戦後と変遷が激しい時代だったので高度経済成長もありましたしね。

それでも物の値段というのは人間社会が発展する時代においては必ず上がっていくものなんですよ。
なのに、日本は20年も30年もGDPが横ばいで人々の賃金が上がっていないことがデータで証明をされているんですね。

だから車の値段がスゲー上がってんじゃねえの?と「うがった見方」をしてしまっているんです。
これは当たり前のことなので、給料が上がっていない日本政府の失策があなたを苦しめているんですよーということに気付いて欲しかったのです。
ありがとうございました。

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